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セラミックスができるまで

製造工程のご紹介

高純度セラミックスの原材料調合から高精度な成形品・加工品及び組立加工品まで、優れた製品を提供しています。
ここでは、セラミックスができるまでの製造工程をご紹介します。

  1. 原料・調合

    天然鉱物→水簸(すいひ)・風簸(ふうひ)・精錬・精製し、不純物を除き極めて高純度のセラミックス原料が出来上がります。もともとは陶磁器などの焼物に使われていました。

  2. 成形・加工

    セラミックスは焼成にて2割程度収縮します。
    当社ではこの収縮率を計算し、生の状態で加工します。粉体を目的の形状にするプレス加工と、インゴットから削りだすグリーン加工にて成形します。

    • プレス成形

      数量の多い量産品に適した成形方法です。
      専用金型を作る事で完成品の形状、またはそれに近い形状に成形をして、加工の工数を削減する事が出来ます。

    • グリーン加工

      焼結前の生の状態の粉末成形体を機械加工する事で、様々な形状にする事が可能です。グリーン加工により、試作品や少量Lotの製品への対応が可能です。

  3. 仕上げ・焼成

    焼成により水分の除去や粒子の結合で焼き縮まります。
    セラミックスは熱衝撃に弱いため、時間をかけて昇温、降温を行います。こうしてダイヤモンドに次ぐ硬さを有し、耐熱に優れ、また電気的特性にも優れたファインセラミックスが誕生します。焼成のみの仕上げの場合、概ねJIS B0405 m級の公差になります。

  4. 研磨

    焼成後のセラミックスをダイヤモンド工具で2次加工を行い、お客様の指定精度に仕上げます。
    セラミックスは焼成の際に収縮するため、高い精度や面粗さが必要な場合、焼成後のセラミックスに2次加工をします。研磨後の公差は以下のようになります。

  5. 洗浄

    無機質の汚れ、有機質の汚れ、それぞれに合わせ洗浄方法を変え、表面も内部も汚れを除去し、吟味した梱包材を用い真空中での活用を広げています。無機質の汚れ、有機質の汚れ、それぞれに合わせて洗浄方法を変えております。表面の汚れや内部の汚れを除去し、お客様の使用環境に則った洗浄が可能です。

  6. 検査

    品質保証体系の一翼を担い、検査装置の拡充を図っています。検査精度も5μmの計測保証から1μm(0.001mm)ヘ、更に0.1μm以下へと進行中です。

  7. 出荷

    株式会社友玉園セラミックス、福島セラミック株式会社ではお客様満足度: ISO9001・ISO14001グリーン調達の拡充を図り、製品の検査成績書(製品保証)を添えてお届けします。
    当社のファインセラミックスは高真空の装置や各種分析機器、 制御装置等に採用されています。